深軒の家
●設計事例の所在地:
和歌山市
●面積(坪):
41坪
●建物の種類(大分類):
住宅関連
●メインの画像:
●メイン画像の説明文:
中庭のある深い軒の住まいです。
●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など):
新旧建物の入り混じる地に建つ、深い軒を持つ住宅です。
少しの雨なら横付けした車から軒下を通り玄関まで濡れずにたどり着けます。
視線をあまり感じず、明るく開放的な空間を望まれていました。
そこで建物で視線をある程度遮ることのできるコの字型のコートハウスになりました。
リビングは光が奥まで届くように天井を高くして、床から天井までの大開口としています。
そして、冬の陽光は取り込み、夏の日射は遮ることができる深さの軒を設けました。
大きな開口のため軒も高くて深いものになり、普通の軒下より屋外のように感じられる明るい空間です。
ウッドデッキで仕上げられた軒下を、先日も子供たちが走り回っていたそうです。
すこし深めに確保した軒が日々の生活に彩りを 与えはじめてくれているようです。
その他の画像:
玄関ドアは外壁と同じ木材で製作しました。
天井の少し高いリビング。軒もそれに合わせて深くしました。夏と冬では太陽高度に差があるので、夏の日差しは遮り、冬の陽光は取り入れることができます。
家事と配膳が行いやすいレイアウトになっています。
キッチンはシンクとコンロが分離したレイアウト。奥に見えるのは家事コーナーと食品庫です。突き当りの扉を開けると玄関横のシューズクロークにつながり、買い物帰りなどの動線に配慮しました。
カウンターにのせた洗面台。ミラーや引き出しは、既成の家具をはめ込んで造りました。
鉄骨の桁と木材の踏み板でつくった階段。物干しスペースも兼ねているので、明るく風通しのよい空間になっています。
鉄骨の桁と木材の踏み板でつくった階段。家の中心配置することで廊下をなくしています。
家の中に光と風を届ける中庭。子供の遊び場としても重宝しています。